トステム水回りのパーツって、このくらいの年月が経つと、問い合わせたところでパーツが廃盤になっていて、たかがパッキン1個変えれば済むような修理も、まるごと交換するように仕向けられるのが嫌なんです。前回は蛇口のパッキンを問い合わせたら、該当パッキンが無いと言われ、浄水栓ごと交換しました。
水漏れ箇所は特定できているので、該当箇所のパッキンを交換すればよいだろうと思い、リクシルに問い合わせ、名称と型番は判明しました。
部品名:溝付エルボ用三角パッキン
部品コード:QRP278
これが廃盤なんだそうで、代替え品への交換は修理部門から電話するとの事。
修理部門から連絡ありましたが、パッキンだけの提供は不可で、部品交換の下見のために伺わせてくれの一点張り。工場に確認しないと型番が特定できないとのこと。
パッキンなんて数百円で済むのに、サービスマンが訪問した時点で、部品代とは別に1万円はかかるなと。
こんな部品リクシル謹製は訳はなく、どっかの水回りメーカーがOEM提供しているだけなのに、そんなにアフターサービスで小銭稼ぎたいのか!!
こうなりゃ、DIYで図面とか提示しているメーカーのモノに全交換してやる!!
流し台の排水トラップは、家庭用と業務用で穴の直径が違うらしく、この直径が今と同じもの(直径180mm)を選択すれば、あとは形が一緒ものモノで大丈夫らしい。
ネットで該当部品を検索すると、「カクダイ」と「ミヤコ」が引っかかるが、ネットで該当部品の図面を提供しているのがミヤコ株式会社だったので、すべてミヤコの部品に交換しました。一番奥の排水ホースはナット部の直径をノギスで測ったところ直径56mm程度だったので、G2(50A)であることが判明したので、手配したエルボパイプにポン付けです。
調達したのは、次の4点です。エルボの長さは現行のモノに合わせます。うちは200mmでした。
# リンクはAmazonですが、モノタロウの方が調達しやすいかと。
流し台トラップ 横引 ミヤコ/M14EC
流し台排水用エルボ 200mm ミヤコ/M14ECL
流し台トラップ用締め工具(大) ミヤコ/M14LK
流し台トラップ(排水トラップ)の脱着に、専用の締め工具が必要なこと以外はすべて手で脱着できます。元の排水トラップも同工具で取り外せます。
水漏れポイントで、一番不可解だった排水トラップとエルボの間の接合部分はネジ山が切られていることもなく、手締めナットに付属しているパッキン頼みの接合だったことが判明しました。(そりゃパッキン劣化したら、漏れてくるよね構造的に...)
エルボの先のホース接合部も、パッキン変えてもよかったんですけど、よっぽどの水量が流れない限りまっすぐ水が落ちるポイントなので、まぁそのまんまでいいだろうと。保険に手締めナットを1個余計に注文しているので、万が一漏れてきたらパッキンを転用すればいいかと。
排水まわりの交換に要した時間は30分程度で、約5,700円の部品代だけで済みました。交換した部品の図面もあるから、リクシルの規格教えてくれないトラップからも脱出です。
一式交換した後に気付いたんですが、水漏れしていたところのナットサイズは50A(G2)だったんじゃないかって... 薄々感づいてはいたのですが、汚い排水まわりを外して接合部の状態を調べる気力がなくて全交換の道を選びました。このケースだと手締めナット1個注文してパッキンとナットを新品にすれば済んだのではなかろうかと。悔しいので古い排水トラップの接合部はノギスで直径測りませんし、手締めナットのパッキンサイズの比較もしませんw
該当部の水漏れで、排水パイプの闇を複数回見る勇気のある方は、手締めナット一個で修理にトライしてみてください。念のため元の排水トラップのねじ切り部が直径約56mm(正しくは直径55.6mm)な事を確認してください。
お約束ですが、他の部分の水漏れや、手締めナットのパーツが合わないことも想定されますので、当記事をもとに交換を試す方は自己責任でお願いします。
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